No.03 2002.11,12
高脂血症とは、血液中の脂肪分(コレステロール・中性脂肪など)が異常に増えた状態をいいます。この状態が長く続くと、脂肪が動脈壁に浸潤、付着し、そのため内腔が狭くなり、弾性を失って硬くなります。これが動脈硬化です。
動脈硬化は、高血圧、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの成人病の原因となります。また、高脂血症は脂肪肝、脂肪心、胆石等の原因にもなりますので注意が必要です。
■原因とそれに伴う疾患
■高脂血症といわれたら…
- バランスのとれた食事内容(表参照)にする。
- 適度な運動を心がける。
- ストレスをためない。
- 節酒、禁煙を心がける。
- 肥満防止に努める。
- 極端に高い場合、または生活上の注意で改善しない場合は、薬を服用する。
- 薬は自分の判断で止めたりせず、医師の指示に従う。
- 自覚症状は全くないので定期的に血液のチェックを受ける(3カ月に一度)。
【編集】
看護婦(小林アイ子、田中友子、花村千香子、黒木郁代、佐藤 恒、小森信子)
管理栄養士(原 雅子)の共同研究より 平成2年6月
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