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■転移しやすい環境にある食道ガン 胸部には縦隔と呼ばれる部分があり、ここは心臓や大血管の走っている肺と肺の間の大事な場所であり、クッションの役目をする脂肪組織でがっちり囲まれています。この血液とリンパの流れが豊富である縦隔の中を通っているのが食道で、そのため食道ガンは血液やリンパの流れに乗って、ガン細胞が転移しやすい性質を持っているのです。たとえわずか1cmサイズで見つかったとしても、すでに転移していたということもあるほど(胃ガンの場合などは、1cmの大きさでほかに転移があることは稀です)。 ■検査と治療 食道は、人が立っている状態では当然ながら垂直になっています。つまり、そのままストレートに胃につながっているため、バリウムを流してもあっという間に通過してしまいます。それでも、近年は食道バリウム検査や内視鏡検査など検査方法が進歩し、早期で見つけることができるようになってきました。早期で治療すれば5年生存率は70%を超えているのです。
■タバコ、飲酒、激辛の食事が危ない 食道ガンの原因ははっきりしていませんが、ヘビースモーカーやアルコール度の強いお酒をストレートで飲むことが好きな人、熱い料理、辛い料理を好む人などに多いとされています。このような習慣のある人は、食生活の改善が必要です。また食道ガンは、早期の段階ではまったく自覚症状がないものと考えましょう。固形物をよく噛まずに飲み込んだり、すごく熱い食べ物を食べたといった覚えがないのに、“物がつかえる”とか“飲み込みにくい”ということが続くなら、専門医の診断を受けるようにしましょう。心配がある |
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