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早期発見シリーズ

守りの健康法−人間ドックのすすめ
No.03 2002.10

世の中が便利になりすぎて、あまり体を動かさなくても用が足せるようになり、健康で暮らすには何か体を動かす方法を見つけ出して実行しなければならなくなりました。それが、肉体・脳・心の鍛錬と正しい食生活から成り立つ「攻めの健康法」です。しかし、同時に「守りの健康法」も行わないと、本当の“健康長寿”になることはできません。「守りの健康法」とはたった一つ、年に1回は、必ず科学的に身体のチェックをしようということです。

【Point1】 感染症から生活習慣病へ

人類は、長い間、細菌やウィルスによる感染症に苦しめられてきました。ペスト、肺結核、肺炎、コレラ、などです。しかし、医学の急速な発展でこれら感染症は、今やわれわれの敵ではなくなりました。代わって登場したのが、生活習慣病(成人病)です。

生活習慣病の原因の多くは、運動不足、飽食、睡眠不足、ストレス、飲酒、喫煙、肥満…などにあります。どれも取り除こうとすれば除けるものなのに「わかっているけどやめられない」のが、現代人なのです。したがって、病気を早期に発見し、早期に治療することがなにより大切になります。

【Point2】 医者のかかり方を変えよう

感染症は、初期に自覚症状が出ますので、何か症状が出たら医者に行こうというかかり方でした。しかし厄介なことに、生活習慣病は初期にはまったく症状がないことが特徴です。自覚症状なしに病気が進み、症状が出たときは手遅れというのが多くのパターンなのです。

ですから、症状が出る前、まだ健康だと思っているうちにチェックを受けなくてはなりません。病気になったから医者に行くのではなく、健康だと思っているときにこそ、医者に行くのが、これからの医者のかかり方なのです。

【Point3】 35歳を過ぎたら人間ドックを

医学の進歩によって、すべての生活習慣病は早期に発見すれば、必ず治癒したり、コントロールできるようになりました。死因の一位を占め、毎年30万人近くの方が尊い命を失うガンでさえ、早期発見による治療で、98%が完治するようになったのです。

早期発見する方法は一つしかありません。健康感に溢れ、健康だけがとりえと思っていても、35歳を過ぎたら、必ず、年に1回、定期的にチェック(人間ドック入り)することなのです。

40年前には7日と70万円(現在の貨幣価値に換算すると)を必要とした人間ドックも、今では4〜5時間、4〜6万円で受けられるようになりました。いわば、1回のゴルフ、小旅行、1〜2回の宴会に要する時間であり、費用です。

これを少なくとも、年1回実行するだけで「守りの健康法」は完璧なのです。「攻め」と同時に「守り」も固めて、“健康長寿”への道を歩みたいものです。

 

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